旧公衆衛生院研究

旧公衆衛生院 週末研究27 用途変更 (日, 17 11月 2019)
週末研究27回目 旧公衆衛生院施設は保健衛生の研究、教育を目的として開設された。 現在は港区の複合施設として運営されている。旧講堂、旧院長室、旧次長室は、開設当時の空間が保存公開されているが、他の部屋は用途変更され使用されている。 復原の考え方を全ての空間に用いることが、文化財の観点からすると重要となるが、多目的に利用できる公共施設として捉えると、利用対象は限定される。そのために、開設当時の設を活かした空間と、床、壁、天井全てを新しくした空間に分けて考えられている。 続きをみる
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旧公衆衛生院の週末研究は続く (Sun, 10 Nov 2019)
春から始めた旧公衆衛生院の週末研究も、半年が経過し、秋から冬へ。建物内もひんやりしてきた。 復原利用にあたっては、居室部分は空調設備の設置が施されたが、ホール、廊下、階段等の共用部分は設備はない。 続きをみる
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研究は続く (Sat, 28 Sep 2019)
旧公衆衛生院の建物研究は、半年が過ぎた。 時間をかけ、空間と対峙することで、思想を感じることが少しでもできればと続けているが、疑問は深まるばかりである。 戦前戦後、困難な時代を超えながら毅然と佇む姿。そこには、社会背景と密接な関係がある。 続きをみる
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旧公衆衛生院 竣工の時代 (Mon, 23 Sep 2019)
大河ドラマ" いだてん " で、ナチスドイツ、ベルリンオリンピック、韓国併合、満州国、日中戦争勃発の頃の社会情勢を映している。 旧公衆衛生院が竣工したのは、昭和13年。 日中戦争が始まった翌年である。 時代背景は同じ。少なからずシーンが被ってくる。 続きをみる
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内田ゴシックとバウハウス (Sun, 15 Sep 2019)
バウハウス100年祭が多くの国で開催されている。そのままのデザインで現代でも通用するモダンさ。色褪せてない。 その反対側に位置するのが、内田ゴシックであり、築81年の旧公衆衛生院建築ではないかと思う。 続きをみる
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建築思想の見立て (Sun, 18 Aug 2019)
建築思想の見立ては、一つの仮説、文脈が整うと別の考えが浮かびにくくなる。 最初の仮説に引っ張られ、新鮮な発想になりにくい。 向き合って、考えぬいても最初を超えられない。 続きをみる
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面取りに含まれるメッセージ (Wed, 07 Aug 2019)
旧公衆衛生院の柱には、角の面を取ったものと、そうでないものがある。 また、面取りは上部下部とも途中で止め、三角のデザインが浮かぶように施されている。 旧公衆衛生院の開設の目的は、保健衛生に関する研究と保健師の教育にある。 続きをみる
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ドームをイメージして (Mon, 05 Aug 2019)
旧公衆衛生院の中央ホール やはりドームをイメージして描かれたのではなかろうか。 中央に近づくにつれおり上がる。 続きをみる
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昭和10年代への旅 その後 (Mon, 29 Jul 2019)
旧公衆衛生院 この館には昭和10年代の設え、機能が現役のまま生きている。痕跡は数限りなく残っている。 80年以上前の空間が現存していることは、奇跡かもしれない。 続きをみる
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空想対話自習中〜教育施設として (Wed, 17 Jul 2019)
旧公衆衛生院は学校施設としてRC造で建設された。英語表記では、The Institute of Public Healthとされている。 当然のことであるが、部屋は教室、研究実験室として作られている。全ての部屋に教育への思想が盛り込まれている。 続きをみる
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空想対話11〜建築余談 (Mon, 08 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話11〜建築余談 ロックフェラー財団は関東大震災後、復興援助の一環として公衆衛生専門家の育成・訓練機関の設立について打診、日本政府がそれを受け公衆衛生院を設立に至る。 社会情勢が不安定になる中、軍需資材が優先され鉄部材も統制が行われながらも、資材調達及び施工は特例的に行われる。(商工省令 鉄鋼工作物築造許可規則 :通例では1棟50t未満) 続きをみる
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空想対話10〜外観デザイン (Mon, 08 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話10〜外観デザイン 「内田先生、ゴシック建築の観点からすると安田講堂(1925)は色濃く残っているように見受けられますが、旧公衆衛生院(1938)は多くの経験を重ねられた後の作品、いわば"内田ゴシックの最高峰"と言っても良いのではないでしょうか?(ちなみに竣工時、先生は51歳)」 続きをみる
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空想対話9〜基本構想 (Mon, 08 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話9〜基本構想 「内田先生が手がけられた建造物全ての建築思想は何よりも安心、安全かと考えますが、やはり関東大震災(1923)を経験されたことが大きいのでしょうか?」 続きをみる
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空想対話8〜空間デザインの基軸 (Mon, 08 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話8〜空間デザインの基軸 「前回、ゴシック建築と内田ゴシックの根本的な違いは、思想の違いにあり、研究、教育への情熱から空間創造につながっている。ディテール云々ではないと生意気にも述べましたが、しかしながらデザインの基軸は天に広がるイメージなのでしょうか?(うらはら)」 続きをみる
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空想対話7〜大自然の中の旧講堂 (Sat, 06 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話7〜自然の中の旧講堂 「内田先生、旧講堂ですが私も1999年に何度か災害リスクの研修会で机に座らせていただきました。」 続きをみる
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空想対話6〜気配りの内装仕様・細やかな施工・徹底したデザイン監理 (Thu, 04 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話6〜気配りの内装仕様・細やかな施工・徹底したデザイン監理 「内田先生は防災、構造設計が専門と認識していたのですが、旧公衆衛生院を拝見していると、気配りの内装仕様、細やかな施工に驚きました。失礼しました。 そして、徹底したデザイン監理。やはり現場には厳しかったのでしょうね?」 続きをみる
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空想対話5〜象徴的な中央ホール (Thu, 04 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話5〜象徴的な中央ホール 「内田先生、この建物の象徴的な空間 中央ホールについてですが、天空(未来)光(導き)地上(今)が時間軸、空間軸に編み込まれた"生き方"につながる哲学的な構成のように推察されるのですが」 続きをみる
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空想対話4〜△◯◇の構成その3 (Tue, 02 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話4〜△◯◇の構成その3 「次に◇についてなのですが、天へ突き刺すためにも土台がしっかりさせておくことからなのでしょうか?」 続きをみる
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空想対話3〜△◯◇の構成その2 (Mon, 01 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおして建築家・内田祥三との空想対話3〜△◯◇の構成その2 「次に◯についてなのですが、先生はどんな場所で、どんな時で、どんな方にも優しいくて、ジェントルマンでいらっしゃるのですね?」 続きをみる
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空想対話2〜△◯◇の構成その1 (Mon, 01 Jul 2019)
旧公衆衛生院をとおしての建築家・内田祥三との空想対話2〜△◯◇の構成その1 ゴシック建築の技術で代表的な、リブ・ヴォールト、フライング・バットレス、尖塔アーチは、旧公衆衛生院には見かけられない。 しかし、よく見ていくと、その考え方、意匠デザインのエッセンスが散りばめられている。これこそが内田ゴシックと言われる所以と思われる。 続きをみる
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空想対話1 (Sat, 29 Jun 2019)
建築家 内田祥三との空想対話を続けている。 築81年の歴史的建造物は、ついついディテール、デザインに気をとられてしまうが、何日も空間の中で過ごしていると、 「先生、どうしてこのような構成なのですか?」と、無意識に聞いているような気持ちになる。 もちろん、天国から答えてくださるわけがないのだが、 「きみはどう思う?」 「△◯◇の構成がベーシックにあるのではないでしょうか?」 「うーむ、ではこれはどう考える?」 mmmm。 続きをみる
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設計者との対話 (Mon, 17 Jun 2019)
内田祥三先生が編み込まれた建造空間の研究が続いている。 関係資料に目を通しながら、実際の空間と対話をする。 続きをみる
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復原の基本方針 (Wed, 12 Jun 2019)
旧公衆衛生院の復原工事についての基本的な考え方。 文化遺産に関する世界的、歴史的文書に述べられてた主要な原則、理念性に基づいて、以下のことに注意。 ①建物の本質的価値の明確化 続きをみる
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旧公衆衛生院の設備 (Tue, 28 May 2019)
旧公衆衛生院の設備をみて歩いた第一印象は、大変丁寧に使われてたことである。 建設時(昭和13年)の設が奇跡的に残されており重みを感じる。旧講堂は消防法の関係により使用することはできないが、コトブキ社製の机、椅子の状態は極めて良好である。 続きをみる
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